サプリメントによる吸収率の違い
サプリメントは形や成分によって、体内に入る吸収率が大きく違ってきます。
タブレットや粒状のものに比べ、カプセル状のもののほうが一般的に吸収率が高いと言われています。
タブレットや粒状になっているものは、その形にするために充填剤や結合剤などの余分な成分が使われていますが、カプセルの場合は基本的に原材料が粉末状になっているものが入っているだけなので、それだけでも違いが出るのです。
また、同じカプセル状のものでも、製法やブレンドされている内容物によって違いが出て来ます。
最近では特別な酵素とミネラルを配合した成分などがあり、それらは有効成分が100%吸収されるための工夫がされています。
粒状のものでも原材料によって吸収率が違います。 同じカルシウムでもクエン酸カルシウムは最も吸収率が高いと言われています。
胃酸が少ない人はカルシウム剤を吸収することができないのですが、クエン酸カルシウムだけは胃酸がなくても溶けて吸収されるという性質を持っています。
また、アミノ酸などでキレートという処理がしてあるミネラルのサプリメントは吸収が高くなります。 キレートとはミネラルイオンが2分子から3分子のアミノ酸で挟まれた状態のことで、アミノ酸キレートのことをAACと言います。 吸収率が高くなるようにミネラルをキレートしておくことをキレート製法と言います。
ただし、日本ではキレートミネラルの製造、販売、輸入販売は厚生省から認可されていないため、認められていません。 アミノ酸でキレートされているミネラルサプリメントを入手するには、海外からの個人輸入しか方法がありません。