サプリメントを飲む意味はあるのかな
現代人の食生活の栄養を補助するために、さまざまなサプリメントが発売されていて、利用している人も年々増加しています。
サプリメントを利用するには、どんな意味があるのでしょうか?
まず、一人暮らしや仕事が忙しくて食事が不規則になりがちな人は、毎日の食事から必要なビタミンやミネラルを摂取するのがとても難しいため、不足しがちな栄養素をマルチビタミンやミネラル剤で補うことができます。
アメリカでは多くの人がマルチビタミンやミネラル剤を飲んでいることから分かるように、大変意味のあることだと言えるでしょう。
サプリメントには将来かかる可能性がある病気へのリスクを減らすという意味もあります。 骨粗しょう症にはカルシウム、冠循環器疾患には大豆たんぱく、新生児の神経管障害には葉酸というように、リスクを低減する作用が認められている成分がたくさんあるので、遺伝や生活習慣上、これらのリスクが高いと思われる人が、サプリメントを利用するのは意味のないこととは言えないでしょう。
サプリメントは科学的根拠が示されていない物が多く、また、販売するに当たって科学的根拠を必要としないという性質から、摂取することに対して無意味だという意見も多くありますが、医薬品と一緒にサプリメントを摂取することにより、相乗的に医療効果が高まることや、加齢現象を遅らせることが実際にあるため、危険な物でない限り試してみることは決して無意味なことではないと思えます。