急成長し続けているサプリメントの市場規模
2010年、市場調査の富士経済がダイエット、生活習慣病、栄養バランスなどを目的とした健康食品やサプリメントの市場規模が1兆7700億円と発表しました。
肝機能改善や美肌効果、栄養バランス、アイケアなどの市場規模が増え続けていて、生活習慣病予防の効果があるというサプリメント類も前年と比べると高い伸びを示していると言われます。
特に、アンチエイジング効果があると言われる商品の市場規模は5200億円で、健康食品や美容効果のあるサプリメントなどの商品売上の3割近くになっています。
アンチエイジングという言葉が定着し、美肌効果を高めるサプリメントなどが多くの会社から数えきれない種類の製品が販売されています。
このアンチエイジングは美容分野だけでなく、骨や関節をサポートしたり生活習慣病を防いだり、ホルモンバランスを安定させたりする効果を発揮する言葉としても使われるので、高齢者の人口増加に伴い、ますますを増やすと予想されています。
βカロチン、プロポリス、霊芝、コラーゲン、ヒアルロン酸、アガリスク、エキナセア、アスタキサンチンなどがアンチエイジング効果のある成分とされ、広くサプリメントに使用されています。
健康食品やサプリメントは従来、ドラッグストアや薬局での販売とされていましたが、最近ではインターネットの普及により通信販売市場も5%近い伸びを示しています。
また、高齢者や中高年をターゲットにして、乳飲料会社が自社販売ルートを使っての販売を始めていて、徐々に定着しつつあるようです。