牛乳でサプリメントを飲んでいいのか
よく、薬は水か白湯で飲むようにと言われますね。
ジュースや牛乳、お茶やお酒で薬を飲むと言うのは、オススメできることではありません。
ここでは、なぜ牛乳で薬を飲んではいけないのかと言う点に着目してみましょう。 また牛乳でサプリメントを飲んでいいのかということも見てみましょう。
錠剤の薬の中には表面をコーティングしてある薬がありますね。 これらの薬は、消化器官にたどり着いた後にこのコーティングが溶けて体内に成分が取り入れられるようになります。
成分が苦かったり口当たりが悪かったりすると飲みにくいので、これらのコーティングをすることで飲みやすくしているのですね。 しかし、これらの錠剤では、コーティングが溶けないと中身を体内に吸収することができません。
普段の体内は弱酸性になっていて、錠剤のコーティングはこの状態では溶けるようになっています。 しかし、牛乳は弱アルカリ性の飲み物です。
よく、お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃に膜が出来て酔いにくいなんていうことを効くと思いますが、牛乳が錠剤の周りに膜を作ってしまうと、体内を中和してしまい錠剤のコーティングが溶けなくなってしまいます。
これは薬の例でしたが、サプリメントでも同じことです。 サプリメントは一般の体内で吸収を最大にするように作られています。
牛乳を飲むことで、サプリメントの周りがアルカリ性に傾いたり、もしくわ体内が中和されてしまうと、サプリメントの吸収が悪くなることが考えられます。
牛乳はもちろん体の良いので、牛乳を飲む習慣は続けて欲しいものですが、できたらサプリメントを摂取する時間とは時間の間隔を開けてもらいたいものです。 サプリメントも他の薬と同じように、出来たら水か白湯で飲むようにしましょう。