サプリメントの過剰摂取は有害に働く
ある研究発表で、サプリメントを常用している女性たちへの18年にも及ぶ追跡調査の結果、かえって死亡率を引き上げたという結果が出ました。
サプリメントは健康になんの利益も生み出さず、かえって有害なのでしょうか?
けれど栄養摂取に問題を抱えている人たちにとってはサプリメントはとても有効です。 ではどのような場合有害となってしまうのでしょうか? サプリメントにはできる限り天然由来の成分を使用しているものもありますが、多くの場合、特に安価なものは合成されたものです。
そしてそのような合成のものはほとんどが添加物で出来ています。 肝心の栄養素の部分は1割しかないようなものもあるようです。
そのような添加物の中には腸の中に滞留し、かえって栄養素の吸収を妨げるようなものや発ガン性物質であるもの、過剰摂取により健康被害が報告されているものなどが含まれている場合があります。
そして添加物を多く摂取することは肝臓に負担がかかります。 また栄養素そのものも必要量の上限を超えてしまうと副作用を引き起こします。
そしてそれは時には重篤な結果になることもあります。 添加物の多い合成のものを多量に摂り続けること、そしてどんなサプリメントであれ、過剰摂取することがあれば有害に働くといえますね。
また長年常用するうちに「サプリメントを飲んでいるから大丈夫」といった間違った認識や自分勝手な判断もサプリメントを有害なものにしてしまう場合もあるでしょう。 中には本当に有害なものもあります。
主に海外、多くは中国から輸入されてくるものの中には成分に有毒なものが含まれていて、重篤な健康被害を引き起こした例が多数報告されていますので、注意が必要です。
こうした健康被害を起こすと、多くは肝臓や心臓などに問題を抱えることになります。 一度壊した健康を取り戻すことはとても大変です。 将来的に見て死亡率を引き上げる結果になるのは容易に想像できます。
サプリメントの安易な利用や過度な過信はやめて、正しい知識で摂取すれば多くの場合健康増進の助けになるはずです。 ただしやはり基本は栄養はできる限り食品から摂り、足りないものを補うために摂取する、というのが正しい利用法だと言えるでしょう。