サプリメントが吸収されないこともある
せっかくサプリメントを摂っているのに、実は吸収されていなかったとしたらどうしますか？
サプリメントが体内に吸収されて必要な栄養素としてきちんと働くためには、まずちゃんと消化されなくてはいけません。
そのためには胃でちゃんと溶けることが大切です。
医薬品では薬がきちんと効果を発揮できるように「崩壊基準」という基準があります。 アメリカなどですとやはり「崩壊基準」というのがあり、大体３０分以内で溶けるようになっているのですが、日本ではサプリメントは食品であるため、「崩壊基準」がありません。
もし摂取したものが溶けにくいものであれば、せっかくの栄養素も吸収されないで小腸を素通りして排出されてしまいます。 では崩壊基準がない日本の場合ちゃんと溶けるかどうかはどうしたらわかるのでしょうか。
それには３７度くらいのお湯につけておく、または口の中に含んでおく、といった方法を試してみて、じきに溶け始めるようなら大丈夫です。 またちゃんと溶けたとしても、摂取する人の消化吸収する力が落ちていたらやはり栄養素は吸収されないのです。
食後すぐに眠くなる人や胃もたれを起こす人は可能性が高いです。 サプリメントを飲もうと考えた人はその時点で何らかの体の不調や不安を感じている場合が多いと思いますので、消化吸収についても弱っている人は多いと思います。
それを考えると初めから酵素が入ったタイプのものがよいサプリメントだと思われます。 それが確認できない場合は消化吸収を助ける酵素の類を食事前に加えると効果的です。
また栄養素は小腸で吸収されますが、腸の調子がよくなければやはりサプリメントを飲んでも吸収されないという事が起こるでしょう。
便秘がちの人やお腹がゆるくなりがちの人は可能性があります。 そういう場合はサプリメントを摂り始める前にデトックス効果や整腸作用のあるもので腸内環境を先に整えておくとよいでしょう。
また食べ合わせによって吸収をよくしたり吸収されないといった組み合わせもあるので注意が必要です。 食物繊維も摂りすぎると栄養素を吸着してしまい、栄養が吸収されなくなってしまいます。
ダイエットをしている人や高齢者など、食事の量が少ない人が食物繊維をたくさん取ることはよくないでしょう。 牛乳でサプリメントを飲むことも吸収されなくなってしまうので、サプリメントを飲むときは必ず水で飲むのがよいでしょう。
