朝と夜どちらに摂るのが飲み方として良いのか
サプリメントは薬事法の関係で飲む時間やタイミングが明記されていません。
そのため、サプリメントを購入したもののいつ飲んだらいいのか?という飲み方については疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
お薬とかですと、多くの場合が朝と夜の食後、それか夜に1回飲むようになど飲み方が指示されることが多いですよね。 ですから、なんとなくそれに準じて、1日2錠だったら朝と夜、3錠なら朝、昼、夜、1錠でいいものなら夜という風に飲んでいる方が多いと思います。
では本当のところはどうなんでしょうか? お薬の場合は朝と夜という指示の場合は6時間ごと、1回の場合は12時間ごとにお薬を飲むことにより、医薬品成分の血中濃度を一定にする、という目的があります。
ですがサプリメントは健康補助食品ですので、食品の栄養を摂るのと同じ目的になります。 人間は栄養を消化→吸収→代謝→排泄という順に行っています。 サプリメントが体に利用されるのはこの「代謝」に当たるタイミングです。
サプリメントの飲み方を考えたとき、サプリメントからどのような効果が得たいかと考えると、朝と夜どちらに摂るのが飲み方として良いのか決まってきます。
例えばビタミンの飲み方ですが、今日1日の活動エネルギーとして、疲れにくい元気なパワーが欲しいと期待する人は朝飲むのがよいでしょう。
けれど美肌目的でしたら夜に飲むほうが効果的です。 なぜならビタミンは排出されるのが早いので、トイレに行く回数の多い朝はどんどん排出されてしまうからです。
寝ている間はトイレに行かないので体に長く留まるし、体のほうは動作休止状態ですので、摂った栄養がそのまま体に吸収され、利用されるからです。
アミノ酸の飲み方も同様です。 脂肪燃焼や筋肉の疲労を抑える目的であれば朝か、できれば運動直前に飲むほうがよいでしょう。 筋肉量のアップを期待しているのなら運動直後がよいです。 けれどやはり美肌目的など、連動しない場合は夜、できれば寝る前に摂るのがよいでしょう。
それぞれの栄養素によって、食前がよいのか食後がよいのかといったタイミングもちがってくるのですが、朝と夜どちらの飲み方がよいのかという疑問であれば、その栄養素をどういった目的で摂取しているのかを考えて飲んだらいいと思います。