日本でのサプリメントの歴史
日本でのサプリメントの歴史は、まだまだ浅いと言えるでしょう。
しかし、世界的な歴史を紐解いてみると、1975年にまで遡ります。
1975年のアメリカでは、爆発的に増えた医療費により国家の財政が逼迫しており、医療改革が叫ばれていました。
そして上院に調査機関として、栄養問題特別委員会が設置されたそうです。 栄養問題特別委員会は、1977年に研究結果をまとめ発表しました。
その結果、慢性的な病気は医薬品では治らない事、ビタミンとミネラルが不足している事を指摘しました。 この研究結果は、アメリカ中に大きな衝撃を与え、この衝撃がサプリメントに対する関心を高めたと言われています。
そして1994年、アメリカで栄養補助食品健康教育法ことDSHEA法が成立しました。 これにより、アメリカのサプリメントは世界中に広く知られるようになったと言われています。
サプリメントは、栄養補助食品という名前で表記される事があります。 これは、DSHEA法の定義に基づいたものです。 DSHEA法によると、医薬品と食品の中間にあるものとして、栄養補助食品という名前が定義づけられたそうです。
歴史は浅くとも、日本でも数多くのサプリメントが開発・販売されています。 ドラッグストアなどで手軽に購入できるのが、何よりの証拠と言えるでしょう。
しかし、まだまだアメリカよりも考え方に遅れが見られるという指摘もあります。 ただ、厚生労働省は随時基準を見直したり、規制緩和を行ったりと、そのあり方について現在もなお検討しています。
その為、今はまだ日本では認可されていない成分でも、いずれは摂取できるようになる可能性も少なくはありません。 日本での歴史は、これからも変わっていくのではないでしょうか。
